この記事は、Yahoo!ニュース個人に4月30日に掲載された「auカブコムも対応 ネット証券が「入出金」を無料にする狙いとは」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
auカブコム証券が入出金に関するサービスの拡充を発表しました。4月27日にはネット振込の提携銀行を追加し、対応するすべての金融機関への出金手数料を無料化しています。
これを活用すれば、手数料をかけずに銀行間でお金を動かすことができるようになります。証券会社にとってはコスト負担になりますが、どこに狙いがあるのでしょうか。
最近、副業やポイ活が広まったことで、さまざまな口座に少額のお金が入ってくる機会が増えています。
それらをかき集めて投資などに回したいところですが、お金を動かすにはたとえ自分の口座間であっても振込手数料がかかってしまいます。
その手数料を回避する方法の1つとして、証券会社の口座を利用するというものがあります。銀行から無料で入金し、別の銀行に無料で出金するわけです。
今回、auカブコム証券が強化してきたのがこの機能です。入金については、ネット振込の提携銀行として、住信SBIネット銀行や楽天銀行など6行が追加されました(パソコンからは対応済み、スマホからは6月に対応予定)。
また、出金については一部の銀行を除いて110円の手数料がかかっていましたが、4月27日からはすべての金融機関への出金が無料になりました。
実際に、筆者の口座を使って入出金を試してみました。auカブコム証券のネット振込は、一部のメンテナンス時間を除けば「1分程度」で即時反映すると説明されています。
そこで平日の午前11時に住信SBIネット銀行から1000円を入金してみたところ、たしかに30秒ほどでauカブコム証券の残高に反映されました。
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