年間の通勤時間は休日20日分に相当 テレワークが生んだ3つの課題働き方の見取り図(1/5 ページ)

» 2023年05月10日 05時00分 公開
[川上敬太郎ITmedia]

 世界中に災厄をもたらしたコロナ禍。しかし、それが劇薬となり、人々のワークスタイルにさまざまな影響を与えました。中でも大きな変化と言えるのは、在宅勤務を含むテレワークが一気に身近な存在となり、働き方の選択肢として市民権を得たことです。

 一方、コロナ前の日常は徐々に戻りつつあります。出社回帰の動きも鮮明になり、2023年4月23日の日本経済新聞は「オフィス回帰、出社率7割に 企業は対面重視へ投資」と題した記事で東京都心部のオフィス出社率が7割を超えると報じました。

出社回帰の動きが鮮明になっている。画像はイメージ(提供:ゲッティイメージズ)

 そんな出社回帰の傾向に対しては「出社する理由がない」「また社畜」など反対する声がある一方で、「こうなることは必然」「サボればリスク回避するしかない」など賛否両論が見られます。5月8日から新型コロナウイルスが2類から5類感染症に移行されたこともあり、在宅勤務を止めて出社回帰する傾向は今後さらに強まっていくかもしれません。

テレワークで起きた2つの問題とは?

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