大丸松坂屋が「食のサブスク」に参入 月額6500円から、デパ地下クオリティーの冷凍食品を毎月宅配：コースは3種類

[ITmedia]

　大丸松坂屋百貨店が「食のサブスク」に参入する。5月16日から、冷凍食品の宅配サブスクサービス「ラクリッチ」を開始すると発表した。長年培ったバイヤーのネットワーク力を生かしたデパ地下クオリティーのグルメ宅配で、消費者のライフスタイル変化に対応する。

食のサブスク「ラクリッチ」を開始する（出所：プレスリリース、以下同）

　ラクリッチは、バイヤーがチョイスした使いやすい少量サイズの商品を6〜10品ほどのセットにして、毎月冷凍で配送するサービス。利用者にはメニューの全てを公開せず、一部商品を公開することで、届くまでのワクワク感を演出する。コースは「ちょいリッチBOX」（6500円）、「しっかリッチBOX」（9000円）、「すごリッチBOX」（1万2000円）の3種類を用意した。

コースは3種類

　既存の食に関するサブスクサービスは、「手軽さ」や「健康志向」など、オケージョンにふさわしい商品が多い中、ラクリッチでは「美味しさを全面に打ち出した日常向け」をテーマにラインアップをそろえた。配送する商品は、百貨店ならではのネットワークを活用し、「赤坂四川飯店 陳建一 監修」「西洋銀座」「RISTORANTE HONDA 、OGAWA」など25ブランドからチョイス。今後、ブランド・商品の展開を目指すとしている。

西洋銀座／ハンバーグ　デミグラスソース／170グラム

赤坂四川飯店 陳建一 監修／本格四川麻婆豆腐／150グラム

　大丸松坂屋百貨店では、2021年3月にファッションサブスクサービスの「アナザーアドレス」をスタートしている。中期経営計画の柱に掲げている「リアル×デジタル戦略」に基づく新たな体験価値の提供と、時間・場所という制約の克服を具現化した取り組みによって、さらなる成長を狙う。