さて、上司が部下に求めるのと同様に、部下も上司にこうあってほしい、と思っています。
株式会社リクルートキャリアがインターネット上で行ったアンケートでは、「上司の服装でガッカリするシーンは?」という質問に対して、女性の部下はこのように回答しています。(※複数回答、上位3つを抜粋)
1位 服装がシワシワ/ヨレヨレだったとき:57.4%
2位 服が汚れているとき:43.8%
3位 同じ服装を続けて着ているとき:28.3%
(割合は若干違いますが、男性の部下も同様の回答順位です)
また、「上司の服装について、以下の項目でどの程度求めているか?」という質問に対しては、女性の部下はこのように回答しています。(※上位3つを抜粋)
1位 清潔感がある:89.1%
2位 年相応な感じがする:79.8%
3位 落ち着いた雰囲気がある:78.3%
(割合は若干違いますが、男性の部下も同様の回答順位です)
……つまり、上司は部下に「デキる部下らしい」外見を、部下は上司に「デキる上司らしい」外見をお互いに求めているということです。
服装がシワシワ・ヨレヨレ、汚れているなんてもってのほか。まずはお互いに清潔感・信頼感がもてる服装を心掛けましょう。
また、自分よりポジションが上の方と同席や面談をするときには、自分の服装に「相手を立てる」心づかいも必要です。
黒やグレーなどをおしゃれに着こなせるのはよいのですが、「上司あるいは部下が何を求めているのか」「商談の相手が何を求めているか」「それにふさわしい色は何か」を意識して、色を上手に味方につけて外見印象をつくっていきましょう。(唐澤 理恵)
お茶の水女子大学被服学科卒業後、(株)ノエビアに営業として入社。営業企画・新規事業などの企画を担当ののち、支店長として福島県郡山に赴任。1年で予算達成率全国1位の支店に育てる。その後、1994年最年少同社初の女性取締役に就任し、6年間マーケティング部門を担当する。2000年同社取締役を退任し、サブリネット株式会社(現・パーソナルデザイン)を設立、代表取締役に就任。政治家・経営者のヘアスタイル、服装、話し方、立ち居振る舞いを指南するパーソナルデザイン事業を中心に活動。金融業界や不動産業界の営業マン教育など第一印象が重要な業種においてパーソナルデザイン理論を広げる。
2005年『第一印象で差をつける 外見力マネジメント』(日本経済新聞社)ビデオ監修、2007年4月社名を株式会社パーソナルデザインに変更。「パーソナルプロデューサー唐澤理恵Blog」公開中!
2008年3月 東京・赤坂サカスに働く男のための身だしなみ空間『PDSパーソナルデザインスタジオ』オープン!
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング