スタートアップエコシステム協会とインパクトスタートアップ協会は、「スタートアップ転職に関する意識調査」を実施した。スタートアップ転職希望者が仕事を選ぶ際に重視することを聞いたところ「自分のやりたいことができる」(74%)と答えた人が最も多かった。
次いで「社会へ貢献できる、社会課題の解決につながる」(68%)、「自分のスキルや技能が生かせる」(60%)、「自己成長につながる機会がある」(55%)、「社会へインパクトを与えることができる」(46%)と続いた。
就職・転職先を決める際に重視していることを尋ねたところ「自分のやりたいことができる」(56%)、「自分のスキルや技術が生かせる」(30%)、「企業文化が自分に合うかどうか」(29%)と回答した人が多かった。
仕事に対して期待することは「自己成長の実現や自己成長の機会を得ること」(60%)がトップ。次いで「収入を増やすこと」と「キャリアアップや昇進すること」(いずれも24%)、「社会の課題を解決すること」(23%)、「社会へ新しい価値を届けること」(22%)と続いた。
調査結果を受けて、リクルートワークス研究所で主任研究員を務める古屋星斗氏は「仕事に対して『自己の成長機会』を求める声が多かったが、決して“意識高い系”が多いというわけではない。自らにスキルや経験を身に着けて、激動の経済社会を楽しく豊かに乗り越えていく。そんなキャリアを思い描く、新しい安定志向を背景にした新しい潮流が生まれてきたのではないか」とコメントした。
インターネットを使った調査で、スタートアップへの転職を希望している男女132人が回答した。調査期間は1月27日〜2月15日。
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