低床タイプの「トレーラーハウス」が登場、特徴は?ロフト付き(1/2 ページ)

» 2023年05月20日 09時45分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 街づくりの企画・開発などを行うYADOKARI(横浜市)は5月15日、トレーラーハウス「Tinys INSPIRATION」シリーズの新商品「One step trailer」を発売した。床を極限まで下げた低床タイプで、ワンステップで出入りができる点が特徴。価格は電気配線のみタイプが450万円から、キッチンやトイレ、シャワーなどの水回りが付いたタイプが598万円から。

低床タイプのトレーラーハウス「One step trailer」が登場(出典:プレスリリース、以下同)

 Tinys INSPIRATIONは、2022年6月に発売を開始したシャーシ(車台)付きの移動式タイニーハウス。確認申請不要の一体型車検付トレーラーハウスで、希望に応じてカスタマイズも可能となっている。

 新商品のOne step trailerは、これまで床までの高さが地面から750ミリ程度あった仕様を30センチ以上低くし、約430ミリにした。ワンステップでの出入りはもちろん、心配な人は1段ステップを置けばさらに出入りが楽になるという。

床を極限まで下げた低床タイプ

 床を下げる代わりに、室内には「タイヤハウス」と呼ぶスペースを設置。タイヤ部分をうまく活用することで、ベンチにしたり、収納棚にしたり、さまざまな用途で活用できるようにした。

「タイヤハウス」と呼ぶスペースを設置

 長手方向(長方形の距離の長い方向を示す)にあった玄関ドアは、短手方向に配置。玄関ドアの上の屋根を少し伸ばして軒を深くすることで、庇(ひさし)の代わりとして使用可能に。雨の日も室内がぬれる心配なく、安心して出入りができるようになった。

屋根が庇(ひさし)代わりになる
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