消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
旅行口コミサイト「Tripadvisor」を運営するトリップアドバイザーは、サイト上に投稿された世界中の旅行者からの口コミ評価を基に「2023 トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ベスト ホテル」を発表した。日本の「ベストホテル」1位は北海道の「クラブメッド 北海道トマム」、2位は東京都の「東京ステーションホテル」、3位は京都府の「エースホテル京都」だった。
2023年は、食事やドリンク、アクティビティなどの代金が宿泊料金に含まれる「オールインクルーシブホテル」が人気があるほか、多くの旅行者がウェルネスを求めていることから、新たに「睡眠に最適なホテル」「スパ付きホテル」部門が加わった全10部門を発表した。
日本のベストホテルに選ばれたクラブメッド 北海道トマムも、朝食からディナー、スキーなどのアクティビティが宿泊料金内で楽しめるオールインクルーシブホテル。施設内には雲海テラスや屋内プールもあり、年中楽しめる環境が整っている。
Tripadvisor上の口コミでは5段階評価中、立地4.6、清潔感4.9、サービス4.8、価格4.5の高評価で、ラグジュアリー部門でも22年に引き続き日本1位、ファミリー向けホテル部門では世界19位とアジア3位を獲得した。
日本のベストホテルを見ると、4位に長崎県の「ホテルオークラJRハウステンボス」、次いで東京都の「ザ・キャピタルホテル東急」、沖縄県の「クラブメッド石垣島」、三重県の「鳥羽国際ホテル、沖縄県の「ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄」、東京都の「パークハイアット東京」、石川県の「ホテル日航金沢」がランクインしている。
世界のベストホテルには、アジアのホテルが8軒ランクイン。1位はインドの「ランバーグ パレス」で、人気のある新オープンのホテル世界トップ25にもアジアのホテルが9軒ランクインするなど、観光地としてのアジアの人気が回復傾向にあるという。
本ランキングは、22年1月〜12月にサイト上に投稿された口コミと評価を基に集計した。
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