「昼の休憩時間」理想と現実 足りないよランチを食べない日も(1/2 ページ)

» 2023年06月06日 08時00分 公開

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 アサヒグループ食品(東京都墨田区)は、働いている20〜50代の男女を対象に「働く人のお昼休憩に関する実態調査」を実施した。仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取ることができているか聞いたところ、56.3%が「十分に休憩を取れていない日がある」と回答したことが分かった。

photo アサヒグループ食品は「働く人のお昼休憩に関する実態調査」を実施した(画像はイメージ)

 休憩が十分に取れていないと答えた人にその頻度を聞いたところ、最も多かったのは「週に1〜2日程度」(33.6%)、次いで「週に3〜4日程度」(25.8%)、「月に1〜2日程度」(23.6%)、「週に5日以上」(17.1%)となった。

photo 仕事中に指定された昼の休憩時間を十分に取ることができているか(出所:プレスリリース、以下同)

 「実質的な昼の休憩時間」と「取りたいと思う昼の休憩時間」をそれぞれ尋ねたところ、実質的な昼の休憩時間の平均値は「44.3分」であった。

photo お昼の休憩時間、理想と実態は?

 一方、取りたいと思う時間の平均値は「63.1分」で、理想の休憩時間が18.8分ほど不足していることが分かった。また、実質的な休憩時間が「15分未満」の人が9.8%を占めていることも明らかに。

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