富士急行は、富士急ハイランドの新コースター「ZOKKON(ぞっこん)」を7月20日にオープンすると発表した。新コースターがオープンするのは「高飛車」以来、12年ぶり。総工費は過去最高額となる約45億円を費やした。新アトラクションで、夏休みシーズンの集客を狙う。
ZOKKONは、富士急ハイランド初のバイクライド型のコースター。「旋回」「トンネル内の走行」「24メートルの急上昇からの逆走」など、同社がこれまで培ってきた技術やノウハウを結集した。
ライド本体はグリーン、ブルー、ピンクの3編成。夜間には搭載したLEDライトが光る仕様だ。太陽光パネルの設置、廃棄物を再活用した内装材の利用、敷地内の緑化など、随所にSDGsの要素も取り入れている。
所要時間は約3分で、定員は14人。ZOKKONという名称は、「コースターだけでなく、遊園地そのものを好きになってもらいたい」「日本的でリズミカルな言葉の響きが外国人にも覚えやすい」という理由から名付けたという。
富士急ハイランドは1964年に「富士ラマパーク」として遊園地営業をスタートし、69年にグランドオープン。96年にオープンした人気ジェットコースター「FUJIYAMA」や、約43メートルのタワーを垂直上昇し121度の急角度で落下する「高飛車」などのアトラクションを展開している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング