転職者が「本当に知りたい」情報は何か 2位「リモートワークなど働き方に関して」、1位は?不安の1位は「希望する年収の仕事があるか」

» 2023年06月08日 05時00分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

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 転職活動をしている人が不安に思っていることや、企業側に明らかにしてほしいと考えているものは何か。リクルート(東京都千代田区)が行った、転職者を対象にした調査で明らかになった。

出所:ゲッティイメージズ

 転職活動者が不安に感じていることの1位は「希望する年収を得られる仕事が見つかるか」で、20.6%が回答した。年代別に見ると、回答率が最も高いのは30代で、21.9%が回答した。2位以下は「転職したいと思える仕事が見つかるか」(20.0%)、「職場の上司または同僚と合う仕事が見つかるか」(13.8%)が続いた。

転職活動者が感じている不安(出所:プレスリリース、以下同)

 その他、20〜30代では「勤務場所や勤務時間など、希望の勤務条件で働ける仕事が見つかるか」、40〜50代では「年齢によって不利になるのではないか」の回答率が、他年代と比較して5ポイント以上高かった。

 転職活動において、企業に提示してほしいことを聞いた。1位は「募集している職場の具体的な仕事内容やミッション」で、全体のうち21.5%が回答した。特に50代の回答率が高く、全項目・全年代の中で唯一3割を超えて32.7%が回答した。

転職活動で企業に明らかにしてほしいこと

 全体2位は「勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率などの働き方に関する詳しい情報」で、特に20代の回答率が高かった。全体の回答率が14.1%に対して、20代の回答率は23.5%だった。年代が上がるごとに回答率が減少し、40〜50代ではそれぞれ10%を切った。

 同社のHR統括編集長である藤井薫氏は、「『企業が働く個人を選ぶ』から、『働く個人に企業が選ばれる』時代に転換している今。働く個人の『不安と希望に、具体で提示する』ことこそ、選ばれる企業の条件となるでしょう」とコメントしている。

 調査は2022年12月13〜14日、転職活動中の1040人を対象に、インターネットで実施した。

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