LEXUSは6月8日、米国・テキサス州オースティンで新型「GX」を世界初公開した。「ザ・プレミアム・オフローダー」を開発コンセプトに、2002年の発売以来、初めてプラットフォームを刷新。過酷な悪路から市街地までシーンを選ばず走る本格オフローダーとして、約14年ぶりにフルモデルチェンジした。23年末より、順次各地域に展開する予定だ。
新型GXでは、LXと同じ新GA-Fプラットフォームを採用。静粛性と出力、燃費を高次元で両立したV6ツインターボエンジンを搭載するなど、車両の基本性能が大きく進化した。
路面追従性を向上するE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)をLEXUSで初めて採用した他、ドライバーの意図通りにコントロールしやすいアクセル・ブレーキへ改良し、悪路での走行性を高めた。一方、ボディーの剛性を高め、運転に集中しやすい電動パワーステアリングシステム(EPS)を採用したことにより、市街地の走行での乗り心地も向上している。
外観デザインは、オフロードでの高い走破性と市街地にも合う上品さを両立。内装は、「森の中にたたずむデジタル環境を完備したモダンで快適な別荘」をイメージしてデザインしており、オフロード走行時の視認性などの機能性に配慮しつつ、ドライバーや同乗者の使い勝手に配慮した機能を備えた。
GXは02年から北米を中心に販売を開始。ボディーオンフレーム構造のSUVとして、高い走破性と上質なインテリアから人気を博し、世界の約30の国と地域で23年3月末までに累計約54万台を売り上げている。
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