ChatGPT活用の「四季報」登場 ベータ版7月公開へ

» 2023年06月28日 17時27分 公開
[ITmedia]

 東洋経済新報社が、米OpenAIが手掛ける対話型AI「ChatGPT」を活用した「四季報 AI」を発表した。AIの自動翻訳サービスなどを展開するロゼッタ(東京都千代田区)と共同開発し、7月にベータ版を公開する。投資家を中心に、企業の調査・分析などビジネスシーンでの利用を見込む。

photo 四季報(出典:同社公式Webサイト)

 企業情報を扱う「会社四季報」のオンラインサービスで、2012年3月に提供を始めた「会社四季報オンライン」(月額1100円〜)にChatGPTを組み合わせたサービス。利用者は『会社四季報』最新号の情報や、誌面では掲載しきれなかった情報をChatGPTのような対話形式で情報を取得できる機能を備えているという。

 7月にベータ版をローンチし、8月末まで無料で提供する。9月以降、掲載データを拡充し、会社四季報オンラインの有料プラン契約者向けのサービスとして正式リリースする方針。

photo プレスリリース

 1936年創刊の「会社四季報」は、国内全上場企業約3900社を扱う企業情報誌。同社の取材に基づく最新情報を四半期ごとに提供しており、「ビジネスパーソンや投資家のバイブル」とも呼ばれている。

photo 四季報の掲載情報一例(出典:四季報オンラインの記事
photo 東洋経済新報社の本社(出典:公式Webサイト)

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