東洋経済新報社が、米OpenAIが手掛ける対話型AI「ChatGPT」を活用した「四季報 AI」を発表した。AIの自動翻訳サービスなどを展開するロゼッタ(東京都千代田区)と共同開発し、7月にベータ版を公開する。投資家を中心に、企業の調査・分析などビジネスシーンでの利用を見込む。
企業情報を扱う「会社四季報」のオンラインサービスで、2012年3月に提供を始めた「会社四季報オンライン」(月額1100円〜)にChatGPTを組み合わせたサービス。利用者は『会社四季報』最新号の情報や、誌面では掲載しきれなかった情報をChatGPTのような対話形式で情報を取得できる機能を備えているという。
7月にベータ版をローンチし、8月末まで無料で提供する。9月以降、掲載データを拡充し、会社四季報オンラインの有料プラン契約者向けのサービスとして正式リリースする方針。
1936年創刊の「会社四季報」は、国内全上場企業約3900社を扱う企業情報誌。同社の取材に基づく最新情報を四半期ごとに提供しており、「ビジネスパーソンや投資家のバイブル」とも呼ばれている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング