「事故物件」に住んでもいいと思える条件 2位「リフォーム済み」、1位は?住みたくない声も(1/2 ページ)

» 2023年07月05日 10時08分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

 「訳あり物件買取プロ」を運営するAlbaLink(東京都江東区)は、「事故物件」に関する意識調査を実施した。その結果、事故物件でも「住んでもいい」と思える条件の1位は「家賃が安い」だった。

AlbaLinkが「事故物件」に関する意識調査を実施(画像はイメージ、出典:ゲッティイメージズ)

 事故物件とは、一般的に「殺人や自殺などで人が亡くなった部屋」を指す。「賃貸住宅を選ぶ際に事故物件かどうかを気にするか」を聞くと、87.4%の人が「とても気にする」「やや気にする」と回答した。

賃貸住宅を選ぶ際に事故物件かどうかを気にするか

 では、そんな事故物件でも「住んでもいいと思える」条件は何だろうか。1位は全体の4割以上が選んだ「家賃が安い」。2位は「リフォーム済み」、3位は「特殊清掃済み」だった。事故物件であることを感じさせない処置がされていることを条件に挙げた人が多くなっている。

事故物件でも住んでもいいと思える条件ランキング

 1位の「家賃が安い」と回答した人からは「家賃が3万円台。1人暮らしなら飛びつく」(20代男性)、「家賃がほとんど無料であれば考える」(50代女性)のほか、「初期費用が無料」「退去費用がかからない」なら住んでもいい、といった声が聞かれた。

 2位の「リフォーム済み」と答えた人は「ちゃんとリフォームをされていて、きれいで清潔な状態」(20代女性)、「フルリフォーム済みで汚れなどがなければ、住んでもいいかなと思います」(30代女性)などのコメントが寄せられた。

 3位の「特殊清掃済み」では「殺人以外の場合においては、シミや血痕などを含めてすべてきれいな状態に清掃済みであれば、とくに問題はないかなと思います」(30代女性)などの意見に加え、「特殊清掃したうえで家賃が安い」などと答えた人が多かった。

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