日清食品は7月18日正午から、「プラントベースうなぎ 謎うなぎ」を発売する。価格は1セット1500円で、オンラインストアにて1000セット限定で展開する。同商品は、“謎肉”などで培った日清食品グループの最新フードテクノロジーを駆使。動物由来原料を一切使用せず、本物のうなぎの蒲焼に近い食感と見た目、風味を再現したという。
本物の食感に近づけるため、「白身層」「中間層」「皮層」の3層の生地を組み合わせた。「白身層」は粒状大豆たんぱくを使用しふわっとしながらも繊維感のある食感を、「中間層」は植物油脂などを使用し、うなぎの身と皮の間にある脂身のとろっとした食感を再現。「皮層」は大豆たんぱくを主体とした原料で皮の質感を出し、特有の黒さを再現するために竹炭粉末を使用した。
3層の生地は、本物のうなぎの蒲焼から型取った専用の金型に詰めて蒸し、あぶって焼き目をつけることでリアルな見た目に近づけた。たれも動物由来の原料を不使用で、しょうゆをベースに山椒の風味をきかせた。
原材料の調達を巡る環境変化や健康志向の高まりを受けて、プラントベースの活用が広がっている。ローソンでは7月4日から、一部店舗で代替卵を使ったサンドイッチ「食べ比べ!2種のスクランブルサンド」(322円)を販売。セブン‐イレブン・ジャパンは7月11日、プラントベースプロテイン(植物由来のタンパク質)を使用したツナマヨおにぎりやナゲットを全国のセブン‐イレブンで発売すると発表した。「第4の肉」ともいわれるプラントベース食品は消費者に受け入れられるかどうか、注目が集まる。
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