TBSテレビは7月7日、今後ゲーム事業に本格参入することを発表し、TBS GAMESのティーザーサイトを公開した。2030年に向けた同社の経営戦略では「オリジナルIP開発および拡張」を掲げ、その取り組みの一環として、ゲーム事業への参入を位置付けている。
一方で在京キー局がゲーム事業に参入することは、今回が初めてのことではない。今年5月、テレビ東京の中国現地法人はタイ大手メディアとスマホゲームの共同開発に着手している。テレビ朝日は22年7月にアニメ・ゲーム事業部を新設しており、フジテレビジョンは、さかのぼること16年にゲーム・インキュベーション事業部を分社化し、フジゲームスを設立している(現在はフジ・メディア・ホールディングスの子会社)。
こうしたテレビ業界のゲーム参入の動きはなぜ起きるのか、そして「勝算」はどこにあるのか――野村総合研究所のコンサルタント、滑(なめら)健作氏に見解を聞いた。
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