#SHIFT

「この人とは相性が合わないなあ」 仕事でそう感じたとき、どうすればよいのか「間」に人を入れる(1/4 ページ)

» 2023年07月17日 08時00分 公開
[山本大平ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
「すぐやる」よりはかどる!仕事を「短くやる」習慣』(山本大平/クロスメディア・パブリッシング)

頼まれたことを早くやるクセをつける

 仕事で困ったときに助けてもらうと、相手が困っているときには、何とかして助けてあげたいと思うものです。これは義理や人情の話ではなく、心理学で「返報性の法則」と呼ばれる人間本来の性質によるものです。

 返報性の法則とは、相手に何かしてもらったら、こちらも同じようにお返しをしないと気が済まなくなる……という人間の心理的な効果を指します。

 この法則を理解しておくと、仕事を短くやることに役立ちます。

 人に対して、「早く動いてほしい」と思うならば、その人に頼まれたことを早くやるように心がけておけばいいのです。いつも早くやってもらっているから、こちらも早くやらなければ申し訳ない……という心理が相手に働きます。

 相手が自分のチカラになってくれる人であれば、常にこちらが先に動いて、相手の感情を温めておくことが大切です。

 相手よりも先に動くということを、必要以上に難しく考える必要はありません。

 毎日の生活の中で、誰もが経験していることを普通に実践するだけのことです。

 例えば、あなたのところに熱心に通ってくる保険のセールスマンがいたとします。

 最初は契約するつもりがなくても、何度も懇切丁寧な説明を受けているうちに、「ここまで親身になって自分のことを考えてくれているのだから、保険に入ろうかな」という気持ちになったことはないでしょうか?

 この感情の動きも、返報性の法則によるものです。

 自分のために何かしてもらったら、お礼をしたくなる気持ちが人間にはあります。相手のためを思って行動していれば、結果として自分のためにもなるのです。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR