電気代高騰や猛暑を背景に企業が「ひんやりグッズ」に商機を見いだしている。ヒットしている商品はどのようにして開発されたのか? 売り場のトレンドはどうなっているのか? 消費者のトレンドや開発の舞台裏に迫る。
クラウドファンディングを実施中の「超冷却Tシャツ」が1600万円を超える応援購入額を集め、ヒットしている。4月には同じ素材を使用した「超冷却ブランケット」もプロジェクトを実施しており、4000万円を超える応援購入額が集まった。
両製品に使用されているのが、hap社(ハップ、東京都中央区)が独自開発した「マイナス15度の究極冷却テクノロジー」だ。接触冷感性にすぐれた特殊なナイロンの糸に吸水拡散性の高いコットンを配合し、通気性を持たせるように編み立て、さらに熱や体の水分に反応して冷却効果を発揮する成分を後加工している。
生地にさまざまな機能性をカスタマイズ付与・除去できる後加工技術が同社の最大の強みで、「COVEROSSR(カバロス)テクノロジー」の名称を持つ。同技術は、2023年の第11回 技術経営・イノベーション大賞で内閣総理大臣賞を受賞した。
カバロステクノロジーを使った製品の優位性とこれまでの反響をハップ社の鈴木素社長に聞いた。
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