電気代高騰や猛暑を背景に企業が「ひんやりグッズ」に商機を見いだしている。ヒットしている商品はどのようにして開発されたのか? 売り場のトレンドはどうなっているのか? 消費者のトレンドや開発の舞台裏に迫る
猛暑が続く中、ソニーグループ(ソニーG)の充電式冷温デバイス「REON POCKET 4」(レオンポケット4、1万6500円)の販売が好調に推移している。昨夏のヒット商品「REON POCKET 3」の新型で、4月の発売以来、3日で初回出荷分1万台が完売したという。
レオンポケットシリーズは、着脱可能なウェアラブルデバイス。冷温ともに対応し、衣服に取り付けることで、利用者の体温調節をサポートする。「着るエアコン」「着るクーラー」とも呼ばれている。クラウドファンディングから試験的に販売を始め、2020年7月に一般発売。以降、毎夏、新機種を発表している。
新機種はバッテリー容量を増やしたことで、旧機種よりも駆動時間が最大2倍に。本体デザインも刷新し、吸気口の場所を変え、高効率での空気の循環を可能にするデザインを採用するとともに、放熱機構を大型化することで、最大約1.2倍の吸熱性能を実現した。
耐水・耐汗構造も採用。内部部品にシーリング加工を施し、水滴・ほこりが浸入しにくい防じん・防滴に配慮した設計とした。
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