トヨタ自動車は8月2日、ランドクルーザー(以下、ランクル)の新型「250シリーズ」を世界初公開した。中核モデル「ランドクルーザープラド」の後継にあたり、14年ぶりのフルモデルチェンジとなる。日本では2024年前半に発売する。より悪路に強い「70」も今冬、9年ぶりに復活。フラッグシップモデル「300」と合わせ、日本で全3シリーズがそろう。
新型の250シリーズは、ランクルの中核モデル。300シリーズと同じGA-Fプラットフォームを採用し、悪路走破性を高めた。オンロードも含めた操縦のしやすさ、快適性も向上しているという。パワートレーンにはランクル初のハイブリッドシステムの他、さまざまな走行環境に対応した種類を用意。最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に採用し、安全性能も高めている。
外装・内装ともに(1)Reliable(過酷な用途にも耐えられる信頼性)、(2)Timeless(飽きのこないシンプルさ)、(3)Professional(プロが使う、洗練された機能美)をキーワードにデザインした。
外装は水平基調のデザインでランクルらしいシルエットを再現。低く設計したカウルとインストルメントパネル上面によって、見通しを良くしている。悪路でも路面を見下ろしやすいよう、ベルトラインも低く設計。パーツを細かく分け、壊れても修理しやすい設計を各所に取り入れている。
内装はこれまでの高級で豪華な雰囲気から、機能性を感じさせるデザインへ変更。水平基調のインストルメントパネルや、どんな環境で運転しても迷わず操作がしやすいスイッチ形状を採用している。
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