国が掲げた「2050年のカーボンニュートラル」という目標に対して、自動車業界が用意した回答の1つが「EVシフト」です。20年代に入って、世界の自動車メーカーは急激にEVに力を入れ、今となってはほとんどの自動車メーカーがEVを発売するようになりました。
ところが、その売れ行きはなかなかに厳しいものがあります。22年度のEVの販売台数は、乗用車全体の中でわずか1.5%(日本自動車販売協会連合会調べ)。台数でいえば3万5559台でした。前年の1%と比べれば増えていますが、ハイブリッドの51.0%どころか、ディーゼルの5.5%にも届きません。
1.7%のPHV(3万9901台)には近づいていましたが、4月の販売台数は、EVは1.7%、PHVは2.1%と少し離されてしまっています。台数でいえば、現状、日本でEVはさっぱり売れていません。
一方で、EVが有望なジャンルも存在します。それが商用車です。
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