三菱自動車が注目の新型車「デリカミニ」を発売しました。背の高いボディーに両側スライドドアを備えたスーパーハイトワゴン。今、最も売れ筋の軽自動車のジャンルに属しています。
その名称から、三菱自動車で人気の高いミニバン「デリカD:5」の弟分だと分かります。かつて同社は、人気の大型SUVの弟分となる軽自動車「パジェロミニ」という人気車を生み出しました。今回のデリカミニは、そのヒットを思い起こさせるいいネーミングではないでしょうか。
兄貴分であるデリカD:5はミニバンでありながら、悪路走行を得意とするのが魅力です。同じ名前を与えられたデリカミニも悪路に強いことが期待できます。実際に試乗会に参加したところ、マイルドハイブリッドらしいモーターアシストが効いており、トルクフルでピックアップがよく、しっかり走ります。乗り心地も上々で、非常に好印象なものでした。
売れ筋のジャンルに属し、知名度の高い上位モデルの名前を持ち、走りの実力や乗り心地も上々。これは売れそうだなと思っていたところ、すでに発売前の予約だけで1万6000台を突破しています。これは、月間販売目標2500台の6倍を超える数字です。
2022年度における三菱自動車の軽自動車の販売台数は、全ての「eKシリーズ」(eKワゴン、eKクロス、eKスペース)を合わせても3万台弱しかありません。その半数以上の予約がデリカミニという1モデルで獲得できたのですから、三菱自動車としても、文句なしの好調なスタートといえます。
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