「チョコぬいじゃった！きのこの山」はどうやって生まれたの？　明治に聞いた：経済の「雑学」（1/4 ページ）

» 2023年08月10日 09時23分公開

　「気になって買ってしまった」

　「チョコがなくても、おいしい」

　猛暑への打ち手として開発された明治の新商品「チョコぬいじゃった！きのこの山」（参考小売価格232円）が、反響を呼んでいる。

発売以降、SNSで連日投稿されヒットしている明治の新商品「チョコぬいじゃった！きのこの山」（筆者撮影）

　発表後すぐにSNSで話題となり、7月25日に発売されると想定以上の売れ行きに。他の菓子や食材と組み合わせるアレンジを楽しむ消費者も目立つ。8月末頃までの期間限定販売を予定していたが、すでに完売の店舗がチラホラ出てきているとか。

　どのようにして大胆な発想のヒット商品が誕生したのか。明治のカカオマーケティング部、杉山詩織氏に聞いた。

街で見かける「生搾りオレンジジュース自販機」　どういった仕組みなの？　運営元に聞いた
SNSで「生搾りオレンジジュース自販機」が話題になっている。約45秒で搾りたてのオレンジジュースを購入でき、1杯の価格は350～500円。4月にシンガポールから日本に上陸したアイジュース社に「生搾りオレンジジュース自販機」の戦略を聞いた。
「おにぎりせんべい」の認知度は、なぜ“西高東低”なのか
大阪の人にとって「おにぎりせんべいはソウルフード」と思われているかもしれないが、日本は広いものである。認知度を見ると、関東は50％ほど、東北にいたっては10％にとどまっている。なぜこのような「差」が生まれているのか。製造元のマスヤを取材したところ……。