東武ストア(東京都板橋区)は、8月1日から「緊急値下げ宣言」と題したセールを実施している。第1弾として食料品168品目を割安な価格で提供中だ。円安や原材料費の高騰、物流コストの上昇により値上げが相次ぐ中、大規模なセールを実施した背景には、購入点数の減少を食い止めたい狙いがあるという。
同社担当者によると、セール実施前は利用者の購入点数が95%に減少。「相次ぐ値上げによる節約意識の高まりから、必要なものを必要な分だけ買うという状況にありました」(同社担当者)。約4カ月前から企画を立ち上げ、各メーカーとの交渉の末、実現した。
現在のセール対象商品はドレッシングやカントリーマアムなど全168品目で、値下げ率は最大30%。セール開始後から客足・購入点数ともに増加傾向にあるという。「利用客は101%増となっています。購入点数は加工食品が214%増、日配が158%増です」(同社担当者)。客足・購入点数の増加とともに売り上げも伸びており、加工食品では231%増、日配では156%増となっている。
セールは9月以降も継続予定だ。新たに商品を追加したり、季節に合った商品に入れ替えたりして、年内まで実施を予定している。
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