セイコーウオッチは10月7日、2代目キングセイコーのデザインを受け継ぎ、薄型自動巻ムーブメント「キャリバー6L35」を搭載した限定モデルを発売する。世界限定600本で、希望小売価格は44万円。
同モデルは東京・亀戸で誕生した2代目キングセイコーにちなみ、日本を代表する花の「菊」をダイヤルデザインのモチーフにした。江戸切子の伝統紋様「菊つなぎ紋」のカッティングラインが細かく交差する紋様をもとに、ホワイトの型打ちダイヤルによって白菊を表現している。
ムーブメントには、セイコーの現行機種において最も薄い自動巻ムーブメント「キャリバー6L35」を搭載。ケース構造と風防を改良し、2代目キングセイコーである「KSK」のオリジナルモデルよりもさらに0.2ミリメートル薄くなっている。
ガラスやケースの稜線を際立たせることで、KSKの特徴である直線的でエッジの際立つケースデザインを強調した。ダイヤルには太く長い三面カットの時分針を採用し、ライトグレーのレザーストラップも同封する。
また、9月8日には新作3種を発売する。ダイヤルカラーは1960〜70年代のファッションから着想し、チャコールブラック、インディゴブルー、オリーブグリーンの3種類を用意した。希望小売価格は25万3000円。
ダイヤル表面には縦方向のヘアライン仕上げを施し、アースカラーと組み合わせることで経年変化したような味わいを表現した。ダイヤルデザインに合わせて、時分針とインデックスにもエイジングカラーのルミブライトを採用し、昼夜を問わず視認性を保つことができる。メタルブレスレットは付け外しでき、別売りの10種類のレザーストラップとの組み合わせが可能だ。
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