22階にはカフェスペースがあり、利用できる時間は午前9時から午後5時。小川珈琲の豆を使ったコーヒー、カフェラテやジェラート、ケーキなどを提供している。案内担当者によれば、社員に人気なのが各種ジェラートで、チーム内のメンバーから「おごってくださいよ」と言われることもしばしばで、交流のきっかけとなっているという。
カフェは午後5時から午後8時、バースペースに変わる。アルコールだけでなく、生ハムやチーズ、パスタなども提供するというので、気軽な部署やチームでの「飲みニケーション」が期待できそうだ。
カフェの奥にある「テンポラリー」は、自社や取引先企業の新商品やプロダクトを置いてのテストマーケティングや、ご当地物産展など、各種の展示イベントを開催できるスペースだ。「組織の垣根を超えた出会いを創出したり、集まったりする」ことが狙いとなっている。
「おなかでつながる」をコンセプトにしたダイニングもある。「集まる、交わる、出会う、コミュニケーションすることにおいて、食は非常に重要かつ良い機会だと考えている」と、ワークプレイス統括室室長 佐野敦司氏は話す。
いわゆる「社食」としてイメージする食事よりも、少し高価でも質の高いものを目指しているという。毎朝、昆布とかつおで出汁を取り、ご飯はかまど炊きのものを使う。注文が入ってから調理するため、できたてを味わえる。価格は、650円と850円の二段階制。社食のイメージよりは高価でも、オフィス周辺のランチよりは安くなるように狙った金額だという。支払いはAirペイを活用したキャッシュレス払いのみとなっている。
座席数は325。もっとも、ダイニング以外のスペースでも飲食可なので、社員たちは思い思いの場所に数人で集まって座り、食べながら会話を楽しんでいた。1人だけで食べている人は少ない印象だ。
どこでも作業できるよう、CO-ENフロアにはAC出力可能な貸出用モバイルバッテリーが用意されているのも興味深かった。これならAC電源を増設するより、レイアウトに柔軟性をもたせられる。
41階は、フロアに仕切りがないため、広々としている。入り口から見える側がガラス張りということもあり、半端ない開放感を味わえる。眼下に広がる風景や、晴れた日には遠くに山々を眺められるため、仕事の合間に目を休めたり、リフレッシュしたりすることもできそうだ。
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