この記事は、パーソル総合研究所が7月13日に掲載した「多拠点居住における住まいのサブスクリプションサービスは社員の幸福感を高めるか? 〜サードプレイス論から今後の在り方を考える〜」に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。
近年「サブスクリプション」(通称「サブスク」)と呼ばれる継続利用型サービスが注目されている。都市圏と地方圏それぞれに生活拠点を設けて定期的に行き来する「多拠点居住」の領域でも、サブスクを用いたホテルやゲストハウスの増加など、サービスの広がりを見せている。
個人利用だけでなく、地域出張の多い企業が出張費を定額化してコストを抑える目的や、「社員が社外の人から多くの刺激をもらえる」「社員の生産性向上」といった点に魅力を感じ、法人契約する企業も少なくないようだ。
パーソル総合研究所が行った「就業者の多拠点居住に関する定量調査」でも、地方訪問時にサブスクを利用して宿泊先に連泊するような多拠点居住者が一定数確認されている。こうしたサービスの利用は、多拠点居住者の幸福感にどのような影響を与えるのだろうか。本コラムでは、多拠点居住者の中でも「サブスク利用者」に焦点を当て、その特徴を紹介していきたい(注1)。
注1:本コラムでは、「就業者の多拠点居住に関する定量調査」のデータを追加で分析した結果を紹介していく。本編の報告書に掲載してない結果もある点に留意されたい。
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