4割の企業が「サマーインターン」を実施 本選考につなげる工夫とは？（1/2 ページ）

[サトウナナミ，ITmedia]

　政府によるルール変更に伴い、25年卒採用から「5日間以上の日程で、就業体験が参加日数の半分以上を占める」インターンシップの場合、企業はインターンで得た学生情報を採用活動に利用できるようになった。

　そうした中、25年卒採用の実施を予定している企業の4割が「サマーインターン」を行うことが、エン・ジャパン（東京都新宿区）の調査で分かった。企業はインターンから本選考までの流れにおいて、どのような工夫をしているのか。

サマーインターンに関する調査

　25年卒採用を実施予定の企業において、43％がサマーインターンを「実施する」と回答した。企業規模別で見ると、301人以上の企業は半数以上（301〜1000人：56％、1001人以上：57％）が「実施する」としたのに対し、300人以下の企業の実施は29％にとどまり、7割が実施していないことが分かった。

25卒学生向けのサマーインターンを実施するか（エン・ジャパン調べ）

　サマーインターンの開催日数について、最も多い回答は「1日」で33％だった。企業規模別で見ると、1001人以上の企業の86％が「2日以上」（2〜3日：30％、4〜6日：33％、1週間以上：23％）と回答した。

サマーインターンの開催日数（エン・ジャパン調べ）

　実施内容については「業務体験をメインにしたもの」が64％を占めた。また、実施方法については、55％が「対面」であり、インターンにおいても対面回帰の傾向がうかがえた。企業規模別で見ると、300人以下の企業は79％が対面実施を予定しており、従業員数が少ない企業ほど対面を重視していると分かる。

サマーインターンの実施内容（エン・ジャパン調べ）

オンラインか対面（エン・ジャパン調べ）