なぜ、長野県はここまで支持されているのだろうか。
高橋理事長は、長野県の阿部守一(しゅいち)知事が移住者の受け皿整備に熱心だと指摘する。阿部知事は総務省過疎対策室長を経験しており、この分野には特に詳しい。
また、長野県には77の市町村があるが、そのうち50以上の自治体・団体が同センターの会員になっている。移住者にアピールしようとする姿勢が特に強いといえる。
高橋理事長は「ほとんどの人は、自分が行ったことのない場所に移住しようとしない」と指摘する。長野県は自然が豊富であり、人口の多い関東からのアクセスも容易だ。ハイキングなどで訪れた経験がある人の数が多いことも背景にあるという。
その他の要因として高橋理事長は、人に対して気遣いのできる県民性や、北陸新幹線長野・金沢間が15年に開業したことを挙げた。
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