2023年度上半期(4〜9月)に最も売れたクルマは何か。日本自動車販売協会連合会によると、乗用車ブランド通称名別ではトヨタ「ヤリス」が1位で、台数は9万4443台(前年比112.1%)だった。トップ3はトヨタが独占。2位がトヨタ「カローラ」(6万7724台、前年比117.1%)、3位はトヨタ「シエンタ」(6万3949台、前年比252.0%)だった。
1位のヤリスはBセグメントのコンパクトカー。発売は1999年で、3代目までは「ヴィッツ」として販売していた。20年に4代目としてモデルチェンジした際、海外仕様車と同じ「ヤリス」に国内でも統一。21年には「欧州カー・オブ・ザ・イヤー」と「RJCカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど国際的な評価も高い。
2位のカローラは、1966年の発売以降、50年以上にわたり販売している老舗ブランド。55周年を迎えた21年にグローバル累計販売数が5000万台を突破した。時代の変化に合わせてワゴンやSUVなどへ進化し、さまざまなライフステージ・客層に対応している。
3位のシエンタは、ミニバン型乗用車として前年比で2.5倍超と大幅に販売台数が伸びた。 03年に7人乗りのミニバンとして発売し、10年にいったん販売を終了。11年に安全装備の追加など法規制対応を施した上で生産・販売を再開したクルマだ。15年にフルモデルチェンジし、現在はその2代目を発売している。
4位以下はトヨタ「プリウス」(5万4005台)、トヨタ「ノア」(4万9587台)、日産「ノート」(4万6144台)、トヨタ「ヴォクシー」(4万5020台)、日産「セレナ」(4万3252台)、トヨタ「ルーミー」(4万679台)、トヨタ「アクア」(3万7338台)が続いた。上位10モデルのうち、8台をトヨタが占めた。
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