20代には通じない「パソコン・IT用語」は何か。30代以上の男女(9944人)に聞いたところ、1位は「フロッピーディスク」(2689人)であることが、メディアなどを運営しているCMサイト(大阪市)の調査で分かった。
フロッピーディスクは1970年代に登場し、ハードディスクが普及する前はデータ保存には欠かせない存在だった。回答者からは「一時代を築いた8インチフロッピーディスクを知らないなんて」「フロッピーディスクのアイコン(保存ボタン)を『これは何ですか?』と聞いてきた若者に驚いた」などの声があった。
2位は「ダイヤルアップ接続」(757人)がランクイン。音声通話回線を通じてネットに接続することをいう。電話と併用してネット接続ができないので、電話回線を2つ持つ家庭もあった。「インターネットにつなぐために、電話回線でダイヤルするあの音も知らないようだ」「今では考えられないほど遅い回線速度だった」といったコメントがあった。
3位は「起動ディスク・起動フロッピー」(740人)。パソコンを起動するために必要なファイルが保存されているディスクで、パソコンを使うには、まず起動ディスクを挿入する必要があった。「大切すぎてどこにしまったか分からなくなる」など懐かしむ声もあった。
4位は「MS-DOS」(584人)、以下「みかか(NTTのこと)」(516人)、「アスキーアート」(461人)、「ボール式マウス」(391人)が続いた。「みかか」は、かな入力モードで「NTT」と入力すると「みかか」となることが由来。当時、有名すぎる隠語だった。
調査は5月28日、30代以上の男女9944人を対象にインターネットで実施した。
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