寒冷地でも暮らせる「タイニーハウス」登場、特徴は?

» 2023年11月02日 07時00分 公開

 タイニーハウスの販売などを手掛けるYADOKARI(横浜市)は、寒冷地での滞在に特化したタイニーハウス「ROADIE」の販売を開始した。キャンプ人気が続く中、寒冷地対応のトレーラーハウスで冬場の売り上げアップを狙う。

photo YADOKARIは、タイニーハウス「ROADIE」寒冷地対応モデルの販売を開始した(出所:プレスリリース、以下同)

 タイニーハウスとは「移動ができるちいさな家」を指し、ミニマルな住まいやホテル、店舗などでも活用されている。車両であるため、税金や建築条件上でのメリットがあり、移設して再利用することやインフラの引き込みも可能なため、一般の建築物と同じように使用できるという。

 今回発売するROADIEの広さは、約20平方メートル(ロフトスペースを含む)で、車検が取得できるトレーラーハウス(ナンバー付き)。高断熱・凍結対策が標準仕様のほか、薪ストーブや床暖房などのオプションも用意した。

photo 車検が取得できるトレーラーハウス
photo 断熱材の厚みを保たせることで断熱性能を大幅に向上した

 除雪が最低限で済むような開口部と屋根の形状をデザインし、オプションのデッキとパーゴラセット(格子状の棚)を設置することで、さらに使いやすい仕様にした。

photo 除雪が最低限で済むような開口部と屋根の形状をデザイン

 内部はキッチン・トイレ・パウダールーム・シャワールームなどの水回りを完備し、キッチン奥にはベッドルーム、納戸兼2段ベッドとしても使えるロフトを配置した。価格は990万円から。

photo 内部は水回りを完備、ロフトも配置

 自動車用トレーラーの世界市場規模は、2030年に約4.5兆円に達すると予測されていて、国内市場でも異業種からの参入が相次ぎ拡大傾向にあるという。

photo 構造

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