就活において、新卒の3割がChat GPTなどのAIツールを利用している――そんな結果が、人材紹介事業を行うUZUZ(新宿区)の調査で分かった。一方、既卒・第二新卒の利用率は約1割と少数だった。
AIツールを利用していると回答した人の主な使い道は「文章作成、添削(志望動機、ガクチカなど)」(既卒・第二新卒38.5%・新卒39.5%)が最も多い結果となった。次いで「自己分析のサポート」(同27.6%・26.3%)、「業界や職種の調査、分析」(同19.9%・15.8%)という結果に。
利用した感想として「推敲の時間が削減できる」といった点や、「企業の大まかな特徴をつかんだり上手く言葉にできない文書や書き始めの取っ掛かりに役に立った」など、言語化や要点のまとめに便利だという意見が見られた。
一方で「一次情報として扱うには信頼性が低い場合もある」「質問の精度によっては回答に幅が出るため、的確な質問をする能力が必要になる」などの意見もあった。
AIツールを利用していない人の理由は「ツールの使い方が分からない」(既卒・第二新卒28.0%・新卒19.1%)、「どの場面で使えるか分からない」(同28.1%・17.6%)が上位となった。
調査は8月1日〜10月3日、キャリア面談の予約時に実施した。調査対象者は既卒・第二新卒、新卒として就職活動中の20代男女1133人(既卒者:200人、第二新卒:866人、新卒:67人)。
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