推し活勢の8割が「オタクアカウント」を持っている理由

» 2023年11月06日 12時25分 公開
[サトウナナミITmedia]

 推し活をする女性向けに情報発信するメディア「oshimoa」を運営する「minor role」(埼玉県日高市)が、推し活層のSNS活用法や、日常の検索行動に関する調査を実施した。Z世代の「推し活」層はSNSをどのように利用しているのか――。

photo 推し活女子のSNS利用事情(ゲッティイメージズ)

推し活勢が「オタクアカウント」を持っている理由は?

 若年女性の推し活層の8割以上がプライベートとは別に「オタク用アカウント」を所持し、SNSアカウントを使い分けていることが分かった。同社は「『オタバレ対策・個人情報保護』や『情報収集』『推し活に関する投稿用』としてアカウントを使い分けているのでは」と推測する。

photo オタク用アカウントの有無(minor role調べ)

 推し活に関する情報収集方法については、どの年代においても「公式SNS」と「非公式なXの情報発信アカウント」が上位となった。

photo 推し活に関する情報収集方法(minor role調べ)

 新しい発見や信頼性の高い情報を得られると感じる媒体については「X」と「Instagram」が上位となった。一方で、ユーザーが気軽に投稿できるTikTokやYouTubeなどの一般投稿者の動画がメインのプラットフォームについては、全ての年代で1割未満の回答となった。

photo 新しい発見や信頼性の高い情報を得られると感じる媒体(minor role調べ)

 日常的に検索で利用する媒体については、どの世代でも「Google検索」が最も多い結果に。「X」も比較的大きい割合となった。同社は「XはGoogle検索と比較して、リアルなユーザーの口コミを獲得しやすく、リアルタイム性の観点でも優れているため、欲しい情報の種類によっては、情報検索においてXがオーガニック検索と同様の価値を持ってきていると考えられる」と分析している。

photo 日常的に検索で利用する媒体(minor role調べ)

 調査は10月17〜22日に同社の運営するメディアの登録者419人から回答を得た。

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