今後、上野動物園のモノレールはどうなるのか? 現在は、代替のバスが走っている。
東京都建設局は、22年11月に「恩賜上野動物園新たな乗り物の整備に関する基本方針」を発表し、民間事業者と連携しながら新たな乗り物の整備を着実に進めるとした。バリアフリーに配慮し、上野動物園モノレールと同等の輸送量を確保。乗り物としての楽しさを備えるなど動物園の魅力を高めるものにするとのことだ。
また省エネ性能を確保し、メンテナンス性に優れた機器を導入。維持管理や将来コストの負担に配慮した乗り物としたい考えを示している。
上野動物園モノレールはメンテナンスなどにより何度も運休していたことから、そういった事態にならないことを意識していると考えていい。23年度中に提案書を受付、審査し、整備事業者を決定する予定だ。26年度内に新たな乗り物ができるという。
実験的な役割は運行を休止している上野動物園モノレールで終え、今後は成熟した技術を基にした交通手段に変化するのだろう。どんな乗り物になるかを期待したい。
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