1970年3月には、「江の島線」(湘南モノレール)が開業した。同モノレールは、大船駅と西鎌倉駅を結ぶものである。その後80年代から90年代にかけて、都市型のモノレールが各地に誕生。人々の生活の足としての中量交通機関が、モノレールとして各地で導入されるようになった。
2003年8月には、沖縄戦により県内の鉄道が消滅した沖縄県でもモノレールが導入され、地域の公共交通は大きく変わった。
モノレールは、地下鉄を導入するほどではないエリアで、鉄道に相当する定時性の高い公共交通を導入する際に採用されるようになった。また、新交通システムも同様の理由で採用される傾向がある。
モノレールができることで、定時性の高い公共交通機関の利便性を多くの人が気軽に享受できるようになり、公共交通はより身近なものになっていった。特に急曲線や急勾配への対処が必要なエリアでの公共交通として、非常に役に立つものになっていった。
上野動物園モノレールは、その先駆けとして存在したといえる。
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