スズキは11月22日、ハイトワゴンタイプの軽乗用車の新型「スペーシア」と「スペーシア カスタム」を発売する。コンセプトは「わくわく満載!自由に使える安心・快適スペーシア」で、デザインや室内空間、安全機能などが進化した。
デザインは、頑丈で大容量のコンテナがモチーフとなっている。スペーシアは心地よさとワクワク感を、スペーシア カスタムは上質感と華やかさを表現した。
走行性能は、R06D型エンジン(NA車)とマイルドハイブリッドを搭載し、25.1km/Lの低燃費となっている。また、環状骨格構造や減衰接着剤を採用。高い操縦安定性や室内の静粛性、快適な乗り心地を実現した。
インストルメントパネルは、運転席や助手席からの動線や使いやすさを考慮したレイアウトとした。また、同社の軽自動車で初となる電動パーキングブレーキとステアリングヒーターを搭載した。
リヤシートにはマルチユースフラップを同社で初めて採用した。フラップの位置や角度を調整することで3つのモード(くつろぎ感を得られるオットマンモード、走行中の姿勢安定をサポートするレッグサポートモード、荷物の落下を予防する荷物ストッパーモード)を、使用シーンやライフスタイルに合わせて利用可能だ。
安全機能は、ミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を同社で初採用し、全車に標準装備した。アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能・停止保持機能付)や、車線維持支援機能も搭載している。
メーカー希望小売価格はスペーシアが153万100〜182万4900円、スペーシア カスタムは180万1800〜219万3400円。月間の目標販売台数は合計1万2000台。
スペーシアは、スズキが2013年から生産・販売する軽トールワゴン。08年から発売していた「パレット」の実質的な後継として誕生した。「スペーシア カスタム」「スペーシア ギア」「スペーシア ベース」などの派生モデルがある。
新生モーターショー ホンダの展示に見た、実用化への執念
なぜ、新型センチュリーは“SUV”と名乗らないのか 副社長が語った「その先」の戦略
EVは静寂が売りなのに 各社が「疑似エンジン音」を開発するワケ
新型「N-BOX」今秋登場 売れ続ける2つの理由
デリカミニ絶好調 三菱がeKクロススペースの失敗から学んだことCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング