宿泊するホテルを選ぶ際に、ホテルの設備やサービス、星の数だけでなく、ホテルの全体的な「雰囲気」も重要な基準であることが分かった。「雰囲気(vibe)」という言葉を使う口コミの数は、前年比で平均1090%も増加。今回の調査では92%の人が「予約の際にホテルの雰囲気を重視する」と回答した。
好きなホテルの「雰囲気(vibe)」について聞いた。世界全体の平均で最も多かったのは「落ち着いた雰囲気」「モダンな雰囲気」(いずれも33%)、次いで「ビーチや海岸などがあるリゾートな雰囲気」(31%)だった。
日本人での最多は、6割以上が回答した「落ち着いた雰囲気」(65%)だった。次いで「自然を満喫できる雰囲気」(34%)がランクインし、世界と比べ日本人は自然を楽しみたい人が多い傾向がうかがえた。
24年は「生成AI時代」が到来し、旅行に生成AIなどのテクノロジーを活用する人々が増えることが予想されるという。
今回の調査では、世界全体で69%が旅行計画をする際に生成AIを「使ったことがない」と回答、日本では、さらに多く94%が「使ったことがない」と答えた。一方で、米国(51%)や韓国(60%)では半数以上が「使ったことがある」と回答し、国によって大きな差があることが分かった。
また、今後の生成AIの活用について世界全体の半数が「旅行予約時の生成AIの活用に興味がある」、69%が「生成AIは旅程のプランニングに役立つ」と考えていることが分かった。日本人でも、37%が旅行予約時の生成AIの活用に興味があり、半数以上(67%)が生成AIは旅程のプランニングにとても役立つと考えていた。
さらに世界全体の4割近く(39%)が「最適な宿泊先を見つけるために生成AIを活用したい」と回答し、35%がアクティビティや現地ツアーのプランニング、33%がフライトの比較、20%が旅程の変更やキャンセルに利用したいと考えていることが分かった。
調査は9月12日〜10月5日に北米、南米、欧州、アジア太平洋地域の14カ国において、今後3年以内に国内旅行または海外旅行を計画している成人2万人を対象にオンラインで実施した。
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