アマゾン「ブラックフライデー」 期間延長や先行セールで“買い納め”獲得に意欲11月24〜12月1日の8日間(1/2 ページ)

» 2023年11月17日 17時21分 公開
[菊地央里子ITmedia]

 アマゾンジャパンは、年末のビッグセール「Amazon ブラックフライデー」を11月24日〜12月1日の8日間開催する。ユーザーからの声を受けて、昨年より開催期間を1日延長した。7月に開催したプライムデーで初めて実施した、買い逃しを防ぐ先行セールや、注文・閲覧履歴に基づく「パーソナライズ表示機能」を今回も導入し、年末年始に向けた購買需要の取り込みを図る。

amazon 「Amazon ブラックフライデー」を11月24日〜12月1日の8日間開催(同社提供)

 今年のブラックフライデーは「さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を。」 がテーマ。物価高騰を受けて大容量の日用品や食品・飲料、Amazonデバイス、PC機器、家電といった高価格帯商品、クリスマスプレゼント向けの玩具など100万点以上の商品を特別価格で提供する。「扱う商品数は昨年よりスケールアップし、ほぼ全てのカテゴリーから出品する」(プライム・マーケティング事業統括本部バイスプレジデント 鈴木浩司氏)としている。

amazon 日用品や食品・飲料のセール品(発表会で編集部撮影)
amazon Amazonデバイス、PC機器、家電のセール品(発表会で編集部撮影)

 今回、ブラックフライデーでは初となる先行セールを実施する。ブラックフライデー開始の2日前から展開し、家電やファッション、日用品といった人気カテゴリーの一部商品を特別価格で提供する。

 先行セールは7月に実施したプライムデーで初めて導入しており、このブラックフライデーで2回目の実施となる。「7月のプライムデーで実施した際、在庫の確保や価格設定といった課題が見つかった。今回のブラックフライデーは期間や季節も異なるため、ユーザーの反応や売れ行きなどやってみなければ分からない部分も多い」(鈴木氏)。期待半分・不安半分といったところだが、前回からの改善箇所にはしっかり対応し、準備したという。

 その他、パーソナライズ表示機能も導入。利用者それぞれに合わせたセール商品が見つかるよう、これまでの注文・閲覧履歴を基に、それぞれに合わせたセール商品を表示する他、特典やサービスについても個人に合わせて表示。その他、前日の売り上げをもとに算出したセール商品の売れ行きランキングも公開する。

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