「JUNGLIA(ジャングリア)」。森岡毅氏率いるマーケティング会社「刀」が、沖縄本島北部で建設中のテーマパークの名称を発表した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)時代の構想から10年超。東京都内で会見した森岡氏は、悲願の実現に向け、熱く語った。会見で明らかになった概要と、これまでの取材から、新テーマパークの戦略を解き明かす。連載1回目は、いくつもの苦境を乗り越えてきた森岡氏の歩みを通して、事業への熱意と狙いを探る。(東京報道部・照屋剛志)
沖縄での新テーマパーク構想が表面化したのは、2014年7月。沖縄タイムスのスクープだった。森岡氏の手腕で業績好調のUSJが、沖縄に第2のテーマパーク建設を検討していると全国でいち早く報じた。
ハリーポッターエリアの開業直前で、注目度が急上昇していたUSJの新テーマパーク構想とあって、全国的にも話題となる。離島県で市場規模が小さな沖縄で、どのようなビジネスモデルを描いているのか、森岡氏の戦略にも関心が高まっていった。
森岡氏は2015年7月、沖縄タイムスの取材に、沖縄は成長著しいアジアからの観光客を取り込めると強調。「テーマパーク事業で十分採算ベースに合う強さを持っている」と答えている。
Copyright © The Okinawa Times All rights reserved.
Special
PR注目記事ランキング