AIでの判定について、企業と学生はそれぞれどのように捉えているのか。企業側は「最終面接」を含む全てのプロセスにおいて「AIで判定することが有効だと感じる」が最多となった。採用プロセス全体においては「AIでの判定を重視できる」(20%)と合わせて、64%がAI判定に有効性を感じていることが分かった。
学生は「AIを参考に人が判定してほしい」という回答が「適性検査」以外の全てのプロセスにおいて最も多い結果に。一方で「採用プロセス全体」については、86.5%が「AIでの判定」を活用することを許容していた。
回答した学生からは「選考初期はスピード重視・企業の人事の負担削減のためAIの判定でもよい」「AIのほうが人よりもフラットな判定だと思う」など、AIの方が優れているという意見が多数見られた。
一方「個性や雰囲気も含めて一緒に働きたいかどうかなどを判断してほしい」「AI面接を受けた際、1度話した内容を何度も聞かれることがあり、不信感を覚えたため」など、人に判断してほしい内容についての意見やAIに関する不安についても声が寄せられた。
調査は10月にインターネットで実施。採用活動でAIを活用したことがある採用担当者、2024年卒業予定で1社以上の内定を取得した就活生それぞれ200人から回答を得た。
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