大学の一般選抜の出願が迫り、志望校を最終決定する時期になった。そこで、今週からは、進学校の進路指導教諭が勧める大学ランクを紹介していきたい。初回は「面倒見の良い大学ランク」をお届けしよう。
進学校の進路指導教諭は、毎年多くの生徒を大学に送り出し、卒業生から大学の評判を聞いている。そんな進路指導教諭が評価する大学を調査するため、大学通信は毎年、全国約2000進学校の進路指導教諭にアンケートを実施し、お勧めの大学を聞いている。
2023年は645校から回答があった。ポイントは、アンケート項目別に5校連記で大学を記入してもらい、最初の大学を5ポイント、次を4ポイント…として集計した。
面倒見が良いという評価は、送り出した生徒の成長度合いが判断基準になる。ランキング中の大学は、学生を育てるシステムが充実している大学といえよう。
面倒見が良い大学ランクの1位は、19年連続の金沢工業大。石川県にありながら、日本全国から学生が集まる大学だ。
面倒見が評価される要因について、大学関係者は「学力と人間力に裏付けられた総合力の獲得を目指し、学生を最大限成長させることを組織的に行っている」と話す。近年はAIを活用してこれまで蓄積した学生の動向に関するビッグデータを分析し、個々の学生に適した学習プログラムを提供している。
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