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「ゆるブラック企業」の逆は、どのような特徴があるの? データで見えてきた上位30社自身の成長と働きやすさ(4/5 ページ)

» 2023年12月25日 08時00分 公開

・相談しやすい環境がある

 「コロナ禍以降、リモートワークも普及し、今まで以上にプライベートとのバランスを取りやすくなりました。勤務時間や残業量も徹底した管理がされています。また、自身の仕事について、上司以外(他部者の方)に面談をお願いすることを可能で、体調面を含め、定期的な確認メールが届きます」(営業、在籍5〜10年、現職、新卒入社、女性、ジェイック)

 「風通しの良い環境の中で、自由な意見交換をしながら仕事ができています。そのような環境の中で仕事ができるため、日々たくさんのことを吸収できる土壌がそろっていると思う。部門間の連携に関しても大きな壁といったものはなく、部門を超えて気軽に相談しやすい企業文化となっているように感じています」(サポート、在籍5〜10年、現職、中途入社、男性、ヴイエムウェア)

 業務上で関わりのある直属の上司だけでなく、部署を超えて相談しやすい環境があることが高く評価されていました。

(提供:ゲッティイメージズ)

・キャリア開発の機会がある

 「職能・職域・職位によって、希望できる仕事が制限されることがないので、全く未知の分野でも、これから学んでいきたい・対応するという気概があれば、柔軟に行うことができます。そのため、なりたい理想像に向けて自分を、職場環境をスムーズにカスタマイズすることができます」(総合職、在籍3〜5年、現職、新卒入社、男性、ネットプロテクションズ)

 「入社すると研修期間があり、技術的な勉強はかなりできます。会社の本を貸出もしているので、テキストに困らないのもうれしいです。資格受検の際にはその資格受検の1回に限り費用の全額補助+合格するとお祝いもあったような。技術を身につけるために同好会で勉強会が開かれるなど、技術を学ぶ機会は多いと思います」(Web、在籍5〜10年、退社済み、中途入社、女性、EBAテック)

 会社がキャリア開発の機会を設けるだけでなく、社員が積極的に学びの機会を作っている風土があることがうかがえました。また「なりたい理想像に向けて職場環境を自由にカスタマイズできる」とあるように、成長するためにいかに自発的に行動できるかで成長実感に差が出るのかもしれません。

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