18年11月、販路限定でテスト販売し、19年10月、本格発売。発売に当たって、「SNSを通じて、ファンとのコミュニケーションを心掛けた」と、杉本さんはいう。「復刻する商品も、ファンのコメントから決める」。ファンの口コミが広がり、発売から5年間で140万個超を売り上げる大ヒットとなった。
「昭和のプリント柄は歪(ゆが)みやにじみがあったり、印刷のズレがある。それも味わい、あえて残す」。一方、当時の雰囲気を再現しつつも、現在の生活でも使いやすいようにデザインを変えている。単にレトロブームの風にのったわけではなく、ファンの声を聴き、ニーズに合わせていることで、新たな定番を生み出している。 (村上信夫)
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