ラジオ離れとコスト増で民放ラジオはどうなる? 東日本3局の舞台裏(3/3 ページ)

» 2024年01月27日 08時00分 公開
[産経新聞]
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受信に問題なし

 岩手放送(IBC、盛岡市)では、田野畑村にあるAMの田野畑ラジオ中継局を2月1日から来年1月31日まで休止する。

 同中継局は、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町の小本地区、宮古市北部の一部をカバー。田野畑村が難聴対策で整備した鉄塔やアンテナ、局舎をIBCとNHKが運用してきた。

photo 休止するAMの田野畑中継局の代替受信手段として、昨年11月に岩手放送(IBC)が開局したFM中継局=岩手県田野畑村(IBC提供)

 同村内には、テレビの難視聴対策で同村が整備した施設をNHKと岩手放送を含む民放4局が利用している中継局があり、IBCはここにリスナーの代替受信手段となる田野畑FM中継局を昨年11月に開局している。

 AMの田野畑ラジオ中継局については、将来の廃局も視野に入れている。IBCの若林高行メディアセンター長は「局員の現地調査では従来の受信エリアで難聴の問題はなかった。問い合わせがあれば詳細に調査する」としている。

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