仕事、SNS、音楽……ビジネスパーソンは通勤時間をどう過ごしているのか800人に聞いた

» 2024年02月01日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

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 毎日片道1時間だとすると、年間およそ500時間、日にすると約21日分となる「通勤時間」。テレワークが普及し通勤が減っているものの、まだまだ仕事と通勤は切り離せない状況だ。そんな通勤時間をビジネスパーソンはどのように過ごしているのか。与信管理サービスを手掛けるリスクモンスター(東京都中央区)が調査した。

photo ビジネスパーソンは通勤時間をどう過ごしているのか。写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

 通勤時間に「仕事をしている」と回答した人は21.0%だった。通勤時間別で見ると、通勤時間「60分未満」と回答した人の8割が「仕事をしていない」とした。一方で、通勤時間が「60分以上」とした人では、26.1%が「仕事をしている」という結果に。通勤時間が長いほど仕事をしている割合が高い傾向となった。

photo 通勤時間の仕事(準備含む)実施状況(リスクモンスター調べ)
photo 【通勤時間別】通勤時間の仕事(準備含む)実施状況(リスクモンスター調べ)

通勤時間にどんな仕事をしているのか

 具体的にしている仕事は「メール、チャットの返信」が最も高く39.9%に上った。次に「情報収集」(37.5%)、「仕事の段取りの計画」(28.6%)と続いた。

 通勤時間別で見ると「30分未満」とした人の回答では「仕事の振り返り」「仕事の段取りの計画」「メール、チャットの返信」が多い結果に。短時間で完了する作業をしているようだ。 

 また、「30〜60分」では「情報収集」「メール、チャットの返信」など、スマートフォンでも完結する作業が中心に行われているのに対して、「60分以上」になると、約半数が「メール、チャットの返信」「情報収集」を実施しているほか、「会議、プレゼン、商談などの準備」「資料作成」といったPCの使用が想定される作業についても多く回答が挙がった。同社は「通勤時間と仕事の内容に関係性がうかがえる」とした。

photo 通勤時間に仕事(準備含む)をしている人の作業内容(リスクモンスター調べ)

仕事以外には何をしている?

 仕事以外の通勤時間の過ごし方について、1位は「Webニュースのチェック」で31.5%に上った。2位は「音楽鑑賞・ラジオ聴取」(21.4%)、3位は「SNSチェック・投稿」(同17.3%)と続いた。「Webニュースのチェック」は通勤時間にかかわらず最多の回答率となった。

 どの項目においても、通勤時間が長くなるにつれて実施割合も高くなる傾向となったが、「考え事」「運動・ストレッチ」は「30分未満」での実施率が最も高い結果となった。短時間で行えたり、徒歩通勤などの中で取り組めたりすることが要因と考えられる。 

photo 仕事以外の主な通勤時間の過ごし方(リスクモンスター調べ)

 調査は2023年12月1〜4日にインターネットで実施。有職者20〜59歳の男女400人ずつから回答を得た。有効回収数は800件。

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