東京都では、郊外に向かうターミナルがあるような都心のエリアでの犯罪率が高いといえる。なかでも、顕著に高いのは渋谷区や新宿区である。また、私鉄沿線よりもJR・私鉄問わずターミナルがあるような地域の犯罪率が高く、総じて私鉄沿線というのは安全な環境といえる。
安心・安全な環境で暮らしたければ、都心部の職住接近のタワーマンションではなく、郊外の住宅に住むというのが妥当なところだろう。
そして、犯罪に巻きこまれたくないのであれば、とくに深夜時間帯のターミナル駅周辺エリアには、よほどの必要がない限り行かないでおくのがもっともいいといえる。
この記事は、『関東の私鉄沿線格差』(小林拓矢/河出書房新社)に掲載された内容に、編集を加えて転載したものです。
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