近畿圏で「住みたい街が多い」と人気の沿線はどこか。LIFULL(東京都千代田区)が調査結果を発表し、1位は「東海道・山陽本線」(柏原〜上郡)だった。
2位は「大阪環状線」(大阪〜天満)、3位は「山陰本線」(京都〜居組)が続いた。同社は今回の結果について「東海道・山陽本線は京阪神の大動脈で駅数も多いほか、停車駅の少ない『新快速』が走っていることから通勤圏が広く、居住需要が集まりやすい路線といえる」と分析する。
トップ3にランクインした路線ごとに人気の駅はどこかも調査した。東海道・山陽本線では、1位が「新大阪」、2位が「三ノ宮」、3位が「南草津」だった。新大阪は、JR線や、Osaka Metro御堂筋線、新幹線など複数の路線を利用できる点で人気が高い。また、深夜営業のスーパーや飲食店のほか、ホームセンターも点在していることで利便性が評価された。
大阪環状線で最も人気を集めたのは「大正」。大阪市大正区にある唯一の駅で、大阪駅まで約12分とアクセス性にすぐれる。大阪環状線のほか、Osaka Metro長堀鶴見緑地線、市内を走る大阪シティバスも利用できる。京セラドーム大阪や大型商業施設などがあることでも人気を集めた。2位は「京橋」、3位は「弁天町」が続いた。
山陰本線のトップは「京都」で、「二条」と「福知山」が続いた。京都は、東海道・山陽本線をはじめ湖西線や奈良線などの在来線に加えて、東海道新幹線の停車駅。出張や旅行で利用しやすく、駅周辺も栄えている。
2023年1〜12月にLIFULL HOME'Sで掲載した賃貸物件・購入物件のうち、実際の問い合わせ数を駅別に集計した。対象エリアは大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県。
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