転職活動中に社員クチコミを見る人の割合はどの程度か。エン・ジャパン(東京都新宿区)が調査結果を発表し、全体の半数(50%)がクチコミを見ること、また年代が低いほどクチコミを見る傾向にあることが分かった。
クチコミを見る人のうち、クチコミの影響で応募を辞めたことがある人は67%。その他、選考辞退が16%、内定を辞退した人は6%だった。影響したクチコミ内容の1位は「給与・賞与の不満」(48%)。2位は「人手不足・人が辞める」「従業員の士気の低さ・人間関係の悪さ」(同率47%)が続いた。
クチコミが影響して応募や選考などを辞退した人のうち、企業に対してクチコミの内容を質問している人は15%と少数だった。質問した人からは「クチコミを書いた人の主観である可能性もあるため、クチコミの母数が少ない場合は面接で確認している」(20代男性)、「社員の意見だけで最終的な判断を下すのはもったいないと感じるため、本当に気になっている企業であれば企業先に質問する」(20代女性)といった意見があった。
一方、質問していないと回答した人は「企業に質問したところで、上辺だけの回答しか得られないと思ったから」(20代女性)、「質問して不採用になるのが怖いから」(40代男性)といった意見があった。
2023年12月26日〜24年1月30日にインターネットで調査した。対象者は「エン転職」のユーザーで、有効回答数は4513件。
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