派手なCMを展開する買い取り専門店は質屋の脅威になっているのかと思いきや、金子店長は「興味を持たれる方が増えて、質屋での買い取りも増えた。中古品売買への抵抗感がなくなったことも大きい」。
手持ちのバッグを下取りしてもらい、それを元手に店内で新たなバッグを購入する、短サイクルでトレンドを追いかける女性。値上がりを見越して高級腕時計を購入する20〜30代の男性など新たな客層も目立っており、ロレックスが象徴的な商品だ。
需要に供給が追い付かない状態が長引き、正規店を回って購入を試みる「ロレックスマラソン」現象が発生。人気「デイトナ」のステンレス素材で2000年代に定価百万円前後だった品の後継モデルの定価も倍の高値になっているそうで、中古品も定価を大きく上回る価格で流通している。エルメスのバッグも同様。一部のブランド品は手堅い投資対象となった。
巧妙化した偽造品や盗品の流入は、全国質屋組合連合会や地元警察と連携して厳重な対策を取っている。
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