お店で作るスムージーは、他のチェーンにはないセブンに特徴的な商品だ。お店で揚げたカレーパンと並んで、近年ヒットして定番化した。販売数に関しては公表していない。
お店で作るスムージーの特徴は、通常は廃棄されてしまうブロッコリーの茎、サイズや見た目が問題で規格外になっていたイチゴ、バナナ、マンゴーなどが使われていること。健康とフードロス低減の両立を目指した。
急速冷凍した野菜や果物がプラスチック容器に入っており、商品を冷凍庫から取り出して、レジで購入。カップの蓋に付いているバーコードを専用機に読ませて、カップをセットする。ボタンを押したら、約70秒で完成する。
商品ラインアップは4種類。1日に必要とされる3分の1の緑黄色野菜が摂取できる「グリーンスムージー」(300円)、明治ブルガリアヨーグルトを使用した「ベリーベリーヨーグルトスムージー」(330円)、国産大豆の豆乳を使った「いちごバナナソイスムージー」(300円)、トロピカルな果実の甘味や酸味を引き立てた「マンゴーパインスムージー」(300円)となっている。
セブンカフェのコーヒーマシンは、年間10億杯を超える販売数を誇っており、今やセブンは日本で最もコーヒーを売っているチェーンとなっている。これだけの販売力があれば、レジ周りの喫茶需要の開拓をさらに進めようとするのは、当然の戦略だ。
13年より、富士電機と共同開発した専用マシンで提供を始めており、税抜で100円という低価格で入れたてコーヒーが楽しめるというので、大反響を起こした。クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏による、スッキリしたデザインも好評だ。サイズはRとLの2種類。
その後も、セブンカフェは改良を重ね、17年からはホットとアイスのカフェラテが提供されるようになった。
22年7月には、コーヒーの濃さが「軽め」「ふつう」「濃いめ」の3段階から選べるようになった。
キリマンジャロ、ブルーマウンテンといった高級な豆を使った商品も販売されることがあり、値段は高いが、喫茶店の価格の半額以下であり、人気が高い。
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